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ピロリ菌とは
「ピロリ菌」は、胃の粘膜表面に生息している菌で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどの病気を引き起こすことがあります。ピロリ菌は胃液の酸性に耐えるために、ウレアーゼという酵素を出して、胃の中にある尿素を分解してアンモニアを生成します。アンモニアで胃液の酸性を中和し、ピロリ菌は自分が生息できるための環境を作りだします。
ピロリ菌の感染経路
ピロリ菌の感染経路ははっきりとはわかっていませんが、経口感染が主な原因と考えられています。感染者の唾液や便、食器や食品などから感染することが多いとされており、特に衛生環境の整っていない国では感染率が高いとされています。
自覚症状がない
感染初期は自覚症状がありません。そのため、ほとんどの場合は知らないうちに感染していることが多いです。感染を放置しておくと、ほとんどの方に慢性胃炎などの症状が現れます。
自然消滅はしない
ピロリ菌は、感染後に除菌治療を受けない限り、胃の中に長期間生息します。感染してから数十年後に胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどの病気を引き起こすリスクが大幅に上がります。
このような場合は検査を受けましょう
ピロリ菌感染の陽性者に特に多い症状として、慢性胃炎が挙げられます。慢性胃炎で悩んでいる方は、一度ピロリ菌検査を受けるほうが良いでしょう。また、家族の中に胃潰瘍などの既往歴がある場合や、過去に感染の疑いがあるといった場合も、ピロリ菌感染の可能性が考えられるため、検査の受診をお勧めします。
ピロリ菌の検査と除菌
当クリニックでは、胃カメラと同時にピロリ菌検査を実施しています。慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍と診断された場合、保険適用の除菌治療が2回まで受けられます。
除菌治療を行うことは、慢性胃炎の改善や胃がんリスクを下げ、将来のための「予防」に大きくつながります。
検査費用
ピロリ菌の検査法によって費用が異なります。
※以下は3割負担の場合です。費用はあくまで目安です。詳しくは当クリニックまでお問い合わせください。
内視鏡検査(胃カメラ)+ピロリ菌検査
費用 | 6,000〜7,000円 |
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内視鏡検査(胃カメラ)+組織検査(生検)
組織検査(生検)とは、胃の粘膜を採取する検査法です。
費用 | 8,000~10,000円 |
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ピロリ菌に関するご相談はお気軽に
京都市南区の永谷クリニックでは、患者様の症状から既往歴、家族歴などをお伺いし、ピロリ菌感染症の早期発見・早期解決に努めています。慢性胃炎や胃の不調についてお悩みの方は、当クリニックまでお気軽にご相談ください。