胃潰瘍・十二指腸潰瘍

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胃潰瘍と十二指腸潰瘍

胃潰瘍と十二指腸潰瘍

「胃潰瘍」と「十二指腸潰瘍」は、胃液の影響で胃と十二指腸それぞれの粘膜が荒れて、傷ついている状態を指します。また、十二指腸は胃と小腸の間に位置し、指を12本並べたくらいの長さであることからこのように呼称されています。共に内視鏡検査(胃カメラ)によって診断されます。

原因

一般的な原因としては、ヘリコバクター・ピロリ感染、喫煙、ストレス、痛み止め(NSAIDs)の使用などが挙げられます。

症状

症状としては、上腹部の痛みや不快感、吐き気、嘔吐、食欲不振、黒色便などが現れます。また、潰瘍が深かったり血管の上に形成されている場合は、吐血・下血が起こります。このような出血があると、貧血を引き起こすこともあります。

治療

治療には食事療法、胃酸抑制剤や胃粘膜保護剤などの薬物療法を行います。また、ピロリ菌感染がある場合は除菌治療を行います。ただし、出血や穿孔がある場合は、手術の適応が一般的になります。手術は内視鏡で行われることも多いです。

発症しやすい年齢

胃潰瘍の潜在的な患者数は人口比で1%と言われ、日本には100万人以上いるとされています。また、胃潰瘍と十二指腸潰瘍は、年齢によって発症率が異なります。十二指腸潰瘍の発症は若年者に多くみられ、一方で胃潰瘍は中年以降に発症するケースがよくあります。

継続的な胃の不調を感じたら

継続的な胃の不調を感じたら

空腹時に腹痛を感じることが数日続いた場合は、胃潰瘍もしくは十二指腸潰瘍を疑っても良いでしょう。専門の医療機関の受診をお勧めします。医療機関にて検査を受ける場合は、内視鏡検査(胃カメラ)やピロリ菌検査を受けていただく可能性があります。

苦しくない経鼻内視鏡検査

京都市南区の永谷クリニックでは、苦しくない経鼻内視鏡検査(胃カメラ)を実施しています。鎮静剤を必要としないため、経口に比べて体への負担が少ないです。胃の不調や違和感を感じる、吐血・下血などの症状がある場合は、お早めにご来院ください。

075-691-6910