INTERVIEW

ドクターズインタビュー

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早期発見・早期治療の
カギは“小さなサイン”を
見逃さないこと。

診療において大切にしていることを教えてください

診療において大切にしていることを教えてください

これは医療において最も基本的なことですが、患者様の小さなサインを見逃さないということを何よりも大切にしています。健康診断における細かな検査はもちろんですが、一般外来での診療など全てにおいての基礎だと思っています。そのため、診察の際は身体の変化や違和感がないか、患者様の声もしっかりヒアリングします。本人が「これくらい大したことないだろう」と思っていることが、実は隠れた疾病の重要なサインであったりすることは珍しいことではありません。全ては早期発見、早期治療につなげるためです。

早期発見のために心がけていることはありますか?

早期発見のために心がけていることはありますか?

早期発見の心がけは、医師による診察だけではありません。私は日頃から、全てのスタッフに「受付からが診療である」という意識を持つように教えています。それは、受付や看護師などチーム一丸となって、患者様の小さなサインや違和感に素早く気づくためです。もちろん、最終的には医師による診察を行いますが、些細な異変に気づくためにはクリニック全体のチームワークが欠かせません。一人ひとりの患者様とスタッフそれぞれが、コミュニケーションをとれる環境を常に整えています。

診療を行う上で気をつけていることは?

診療を行う上で気をつけていることは?

どのような検査であるか、どういった治療をするのかなど、わかりやすく丁寧に説明しています。患者様に不安や疑問が残ったままにならないように、確認をしながら診療を進めています。例えば、当院の胃カメラは鼻から挿入する経鼻内視鏡で行うため、身体への負担も少ない施術ですが、患者様のご希望によっては鎮静剤を使うこともあります。患者様の声にしっかり耳を傾け、可能な限り不安を軽減したスムーズな診療を心がけています。

健康管理の第一歩は、定期的な
健康診断の受診です。

診療における最近の傾向はありますか?

診療における最近の傾向はありますか?

10年前に比べて、健康診断を受ける方が増えたように思います。健康管理に対する意識が社会全体で上がりつつあることも影響しているのでしょう。とはいえ、生活習慣病が減少傾向にあるというわけではありません。高血圧、糖尿病、脂質異常症など、これらの生活習慣病は目立った自覚症状がないため、健康診断を受けて初めて発覚するということが多いです。また、生活習慣病にかかる年齢層も様々で、中高年だけが注意すべき疾患ではありません。生活習慣病の多くは、食事療法や運動療法によって改善できますが、重症化した場合には薬物療法が必要になります。この薬物療法は、一生涯にわたって続ける必要があります。そうならないためにも、日頃から予防をしっかり意識し、定期的な健康診断を受けていただきたいです。

健康診断ではどのようなことを行いますか?

健康診断ではどのようなことを行いますか?

定期健康診断をはじめ、特定健康診査、雇用時健康診断などの各種健康診断を実施しています。基本の検査項目以外に希望の検査項目がある場合は、別途追加することも可能です。内視鏡検査、エコーを追加した検査を希望される方もよくいらっしゃいます。健康診断では問診もしっかり行い、過去の既往歴や家族の病歴などもお伺いしています。せっかくの機会なので、些細な変化や気になる点があれば、遠慮なくお話ししてください。万が一疑わしい症状がある場合は、精密検査へご案内する場合もあります。

患者様へメッセージをお願いします

患者様へメッセージをお願いします

不思議なことに、家族の健康には気を遣う一方、自分自身の健康には無頓着という方は多いです。
ご自身のためにも、ご家族のためにも、定期的な健康診断を受けて生活習慣病の予防に取り組んでいただきたいです。予防することは、未来を守ることにつながります。
健康面に不安のある方、気になる症状のある方は、当院まで遠慮なくご相談ください。

075-691-6910