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高血圧
血圧とは、心臓の収縮や拡張により血液が血管に与える圧力のことを指します。この収縮による圧力が一定の範囲内であれば正常血圧となりますが、高くなってしまう病気が「高血圧」です。生活習慣病の中で最も有病者が多いとされています。
高血圧の診断基準
収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上(140/90mmHg以上)の状態とされています。 ただし、自宅で測定する家庭用の血圧測定では、それより低い135mmHg以上または85mmHg以上(135/85mmHg以上)の状態が高血圧とされています。
高血圧の原因
高血圧は様々な原因が考えられますが、特に遺伝的要因や生活習慣の影響が大きいと言われています。
主な原因
- 運動不足
- 塩分の過剰摂取
- 喫煙
- 飲酒
- ストレス
- 睡眠不足
- 肥満
- など
また、高血圧は30代後半〜40代で診断されることが最も多く、加齢とともに発症する確率が高意図されています。そのほか、腎臓疾患や内分泌疾患、睡眠時無呼吸症候群などの病気が高血圧の原因となる場合もあります。
自覚症状がない
高血圧は自覚症状がありません。そのため、長期間放置されることが多く、気づかないうちに心臓や血管へのダメージが深刻化してしまう可能性があります。血管へのダメージが深刻化すると、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化、腎不全、網膜症などの合併症を引き起こすリスクが高くなります。
高血圧の治療法
治療法としては、主に以下の2つが挙げられます。
生活習慣の改善
生活習慣病の一つである高血圧は、生活習慣の見直しを行うことで改善が可能です。
- 食事の見直し
- 運動の習慣化
- 睡眠時間の確保
- 喫煙、飲酒を控える
薬物療法
生活習慣の改善を図っても変化が見られない場合は、薬物療法による治療を行います。主に降圧剤と呼ばれる薬を用いて血圧を下げる方法です。症状の重症度や合併症の有無によって、複数の種類の降圧剤を併用することもあります。
改善により減薬も可能
状態にもよりますが、降圧剤は一生服用し続けなければいけないものではありません。食事療法や運動療法などの生活改善により、薬を減らしたり、中止できる可能性もあります。
健康診断で生活習慣病の早期発見
京都市南区の永谷クリニックでは、生活習慣病の予防と早期発見を目指し、健康診断をはじめとした各種検査を実施しています。健康診断で引っかかってしまった方や生活習慣病でお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。